【パーム油】の輸出禁止!インドネシアは国内で回すとのこと!

◆パーム油◆
パーム油生産量1位のインドネシアが4月28日にパーム油の輸出を禁止した。
世界的なインフレによる物価上昇が止められないことが今回の禁輸措置の要因らしい。
インドネシア国内でも生活必需品であるパーム油の値段が跳ね上がり多くの市民や企業が困っていた。
てことで今まで輸出していた分のパーム油を国内で回し物価上昇を抑える考えに出た。

パーム油はインドネシアが生産量1位、ちょいと差をつけてマレーシアが2位、ガツンと差をつけてタイが3位、となっている。

日本はほとんどマレーシアからパーム油を輸入しているのだが、生産量1位のインドネシアが禁輸となれば世界的にパーム油は高騰する。

代替品の大豆油はアルゼンチンが干ばつのためあまり期待できない。
ひまわり油はロシアやウクライナだからこちらも期待できない。

自分は本業は八百屋で、定食屋や居酒屋にも配達してるがどこも頭を悩ませている。油と食材が値上がりしてそれを価格転嫁できないとのこと。お客さんが値段に敏感で、価格転嫁したとたん売れなくなると言っている。
どこも同じような悩みを抱えている。
価格転嫁できず潰れるか、価格転嫁して売れなくなり潰れるか、なんだか政府が強制的に経済の新陳代謝を行おうとしてるようにすら思える。

で、話はズレたがパーム油について今回注目されているのがアフリカだ。
アフリカでは約20ヶ国がパーム油の原料となるアブラヤシを栽培している。
しかし今現在は生産より消費の方が多いらしく輸出に回せるかどうかはわからない。
「パーム油は代替輸入先は南アフリカだ」などとメディアが報道したり記事を書けば南アフリカランドが買われそうだが、ちょっと急騰してすぐ下がるだろう。

まぁでも南アフリカはロシアの代替輸入先として注目されているので、輸出に向けたパーム油生産の話も無いこと無いのかもしれない。
最近は大洪水と中国のロックダウンでランド売りになっているが、ロシアが経済制裁を受けている間は注目され続けるのではと自分は思っている。

ちなみにこの記事を書いてる今現在は豪ドル円をロングで持ちドマイナスでござる。

以上です。(投資は自己責任で)